2015年6月18日

実は宗教大国!?日本の宗教信仰を感じられる観光スポット7選

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伏見稲荷大社

日本は無宗教だ、と良く言われますが実はそんなことはありません!日本各地には古くからの信仰に基づいた史跡が多く残されており、今尚その文化を垣間見ることができます。
せっかく旅行に行くなら歴史ある場所!信仰やその文化に関心がある!そんな方必見の宗教信仰を感じられる観光スポット7選をご紹介します。

【奈良】飛鳥寺

飛鳥寺は曽我氏の氏寺で、日本最古の本格的寺院である法興寺の後身です。本尊は飛鳥大仏と呼ばれる釈迦如来像で、日本の仏教の歴史に置いて重要なお寺の1つとなっています。

『日本書紀』に記される歴史を辿ると、日本に仏教が伝来したのは飛鳥時代。聖徳太子やこの飛鳥寺を興した曽我馬子らを中心に仏教の信仰を広め、その後国を治めるための主要な手段として天皇自ら寺の建設を積極的に行うようになりました。

奈良といったら法隆寺や東大寺の大仏となりがちですが、そのルーツとも言えるこの場所は欠かせない観光ポイントですね。

【京都】伏見稲荷大社

稲荷信仰の総本宮であるのが、この伏見稲荷大社です。奈良時代の711年に鎮座されていらい長い歴史を持つこの社は豊穣の神として厚い信仰を得ています。
また、827年には弘法大師空海から東寺の鎮守神になってもらうようにというお願いもあり、他の寺社仏閣との関わりも持ちながら長らく京都の中でも歴史を築いてきました。

長く続く赤い千本鳥居とトレードマークとも言えるお狐様の存在は京都に観光に来たら欠かせないポイントの1つです。

【広島】厳島神社

推古天皇元年(593年)に起源を持ち、厳島(宮島)そのものが神であるという古代からの信仰に基づき全国500の社を持つ総本宮です。厳島の意味も「神に斎く(いつく=仕える)島」というところから来ています。
歴史上平家との結びつきが強く、平清盛が会場に大きな社殿を整えて以降平家一族から崇敬を受けました。現在でも平家納経をはじめ、平家に関連する国宝や重要文化財を多く納めています。

管絃祭と呼ばれる船神事も有名。毎年夏に管絃船を出御し、地御前神社を経由し還御する神事を行っており、信仰の在り方を見ることも可能です。

【三重】伊勢神宮

太陽を神格化した天照大御神を祀る皇大神宮(内宮)と、衣食住の守り神である豊穣大御神(外宮)を祀る豊受大神宮の2つの正宮を持っています。

歴史の中で朝廷、そして皇室からも崇拝をされるようになったことで日本全体の鎮守として、神道の最高神となりました。江戸時代にはお伊勢参りが流行し多くの庶民も国中から参拝に訪れるようになりました。

お伊勢参りにはいくつかのルールがあります。
例えば外宮先祭といって外宮→内宮の順でお参りしなければいけなかったり、片方だけお参りする片参りは避けるべきであったり。1番の特徴は【私幣禁断】。長い間天皇以外のお供えは禁止されていたために内宮と外宮にはお賽銭箱はありません。お願いごとも個人的なお願いごとは控えるのがルールです。

【三重】熊野古道

熊野古道は熊野三山(熊野本宮大社、熊野那智大社、熊野速玉大社)へ通じる参詣道の総称で、世界文化遺産にも登録される名所です。
熊野古道から続く熊野三山は元々、熊野川の御神体(本宮)、那智の滝の御神体(那智)、神倉山の「ごとびき岩」を神の依代とする信仰(速玉)と、個別の信仰が合わさって生まれた自然神信仰の地でした。その後祖先神信仰の影響を受けて本宮にスサノヲ命、那智にイザナミ命、速玉にイザナギ命を祀るようになりました。

また信仰が広まる中で、平安時代に熊野大権現という仏が神の姿で現れるという考え方も流布するようになり、【神仏習合】という神にも仏にも区別なく拝む習慣が定着しました。

今尚残る古道や関連する寺社の佇まいは、思わず凛としてしまう雰囲気ですね。

【長崎】五島列島

隠れキリシタンの島々として有名な長崎県、五島列島には今尚教会などの宗教的な遺産を見ることができます。

この地にキリスト教が布教されたのは1566年にイエズス会の宣教師、ルイス・デ・アルメイダによってです。その後一度豊臣秀吉や江戸幕府の禁教令により衰退するものの、江戸時代中期以降の五島への移民には秘密裏に信仰をする潜伏キリシタンも多く、徐々にその信仰を共有していました。幕末には信仰を表立って表明したことで弾圧を受けるも、持ちこたえ、明治に入りキリスト教の信仰が認められると島々に多くの教会が立てられました。

レンガ造の美しい教会は今尚島に残っており、観光の見所ともなっています。五島全体ではなんと50にも及ぶ教会が点在しており、随所で信仰の様子を見ることが可能です。

【沖縄】久高島

沖縄県の久高島は神が祀られる島として、島のみならず沖縄にとって神聖な場所として有名です。琉球開闢(かいびゃく)の神アマミキヨが国を造り、九カ所の聖地を設けたとされています。現在でもそのうちの七カ所が残っており、神聖な場所として立ち入り禁止にし、大切にされています。
代々久高島では島で育った女性を神女として祭祀組織に迎え入れる秘祭イザイホーを12年に一度行って来ましたが、現在は後継者がおらず1978年以降行うことができていないのが現状です。

しかしながら沖縄にとって神聖な場所であることに変わりなく、その信仰の歴史を知ることの出来る貴重な場所となっています。

いかがでしたか?

日本人は良く無宗教、と言いますが実は仏教、神道、キリスト教、土着宗教と多くの宗教文化を持っていることを改めて実感させられますね。それぞれの信仰や文化に触れる旅に出て色々な日本の顔を知るのも面白いかもしれません。
是非、気になったスポットに足を運んでみてくださいね。

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